トップページ分蜂時期のノウハウ > 待ち箱の臭い消しは必要なのか

待ち箱の臭い消しは必要なのか

待ち箱の木材の臭いは自然入居時に影響を与えるのか?

分蜂時期対策私は、2020年〜2021年において自然入居に4回成功しています。その全ての待ち箱は杉材の臭いを出来るだけ無くして実施しています。12月〜1月の閑散期に、晴天がつづく乾燥した日を選び、たっぷりと水を張ったポリタンクに巣箱を沈め、流水しながら1日寝かせます。翌日に、日当たりのよい場所に置いて、3日間ほど乾燥させておきます。この程度でも、杉材独特の臭いはだいぶなくなります。

2022年度は、余裕があれば「臭い消し巣箱」と「臭い消しなし巣箱」を、同じエリアに待ち箱設置して検証を考えていますが、やはり、日本みつばちは感情もつ生き物という認識があり、できれば臭いは無い方がよろしいかと検討しています。
但し、待ち箱(自然入居)以外での飼育箱として活用する場合は、例えば分蜂時期の強制捕獲などの巣箱は、臭い消しなしでも大丈夫です。こちらは2021年度に立証済みです。特にカビには要注意です。天板などのスノコに、蜜蝋などを塗ったあと、完全に除去できていない場合は、カビは発生することが多々あります。カビが発生した巣箱に、せっかく捕獲したみつばちを導入しても、数日も経たない内に逃去してしまいます。